年収1000万リーマンのとある月の給与明細
年収1000万といっても様々な給与モデルがあるが、
僕の場合はもっともシンプルな体系である、基本給とボーナスだけだ。
もちろん昇給のタイミングで月額も変わるし、個人や会社業績でボーナスも変動するので正確ではないが、ざっくりで表すとこんな感じだ。
月額66万円×12+ボーナス合計210万=1000万。
下記がとある月の給与の明細だ。
〈A.額面給与:¥657,071 〉
〈B.社会保険:¥90,346 〉
健康保険:¥28,900
厚生年金:¥59,475
雇用保険:¥1,971
〈C.税金:¥79,630 〉
所得税:¥41,030
住民税:¥38,600
〈A.額面給与:¥657,071 〉-〈B.社会保険:¥90,346 〉-〈C.税金:¥79,630 〉
=〈手取り給与:¥487,095 〉
大体月の手取りで50万弱である。
もちろん少ないとは言わない。
そうは言わないが「え?こんなんもの?」という感じではないだろうか。
ちょうど昨日
手取り15万円 自動車整備士の窮状 - Yahoo!ニュース
という記事がyahooニュース出ていたが、それよりも多い17万が額面から毎月ひかれていく。
そのうえで収入制限なるもので、公からのサポートしてもらえる給付金はもらえないか、あるいは、大きく減額されている。
支出面はどうか。
家賃(駐車場含む)と水道光熱費で15万(東京だとごくごく普通、むしろ安い)
保険(車含む)とガソリン・通信費で5万
食費と衣類で8万
僕は車持ちで家族がいるので、この合計28万は絶対にかかる最低生活費。
これに加えて。
NISA+IDECO:5万
子供習い事:1万
おでかけ:4万(外食含む)
ここまでを合計すると38万で手取りから引いた残11万が自由に使えるお金だ。
その11万円の中で、コンビニに行ったり、Netflixを契約したり、出前館を注文する。
車検だったり、冠婚葬祭、壊れた家電・家具購入などもあるから、それを考量すると実際に数万円ほどしか手元には残らない。
別途ボーナスで手取り140~150万は入ってくるが、これは家を買うための頭金と子供の教育資金、そして老後資金として必要になるのでロックせざるを得ない。
つまりだ。
子供を平均的な習い事に通わせて、車で月に1~2回は家族で遊びに出かける事ができる。
将来、5000万程の東京平均未満のマンションを買い、二人の子供を大学まで進学はさせてやれそうだ。
会計の金額を見てしまうと落ち込むが、何かの記念日に高級ホテルやディナーに行くこともできる。
あらゆる場面において、ひもじさを感じることはないが、かといって華やかさは決してない。
これが年収1000万円のレベルだ。